災害対策用UTMグリッド地図を無償提供 ― 東北・関東沿岸地域の防災力強化のため
地域の安全を守るため、UTMグリッド地図を提供させていただきます。
一般社団法人UTMグリッド推進センター(長野県松本市、代表理事:宮澤重義)は、
青森県東沖地震・津波対策の一環として、太平洋沿岸地域を対象とした
縮尺1/25,000のUTMグリッド地図を作成し、青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県の
危機管理部局、総務省消防庁広域応援室へ無償提供いたします。
UTMグリッドとは】
UTM(ユニバーサル横メルカトル)グリッドは、わずか6桁の数字で位置を特定できる仕組みです。
緯度経度に比べて無線や電話での伝達が容易で、災害時の情報共有をスムーズにします。
すでに陸上自衛隊の地図に標準実装されており、国際的にも広く使われている位置特定の方法です。
【提供の背景】
近年、大規模地震の発生リスクが高まる中、災害対応において「場所」を正確に伝えることは
非常に重要です。ICTが発達した現在でも、発災直後には人間による情報収集と判断が欠かせません。
その際に位置情報を迅速に共有できるUTMグリッド地図は、現場の力強い支えとなります。
【提供内容】
– 背景地図:国土地理院淡色地図
– 図郭:国土地理院5万分1縮尺図郭を基にA0サイズPDFで地図作成
(A0サイズに印刷すると縮尺1/25,000、A2サイズに50%縮小印刷すると縮尺1/50,000)
– 提供範囲:太平洋沿岸部の図郭
– 青森県:11図郭
– 岩手県:14図郭
– 宮城県:11図郭
– 福島県:10図郭
– 茨城県:11図郭
– 提供方法:ファイル共有サービス「box」にて公開(提供先へアクセス方法を連絡済み)
【ご利用について】
各県の危機管理部局や消防庁の管理のもと、市町村・警察・消防・医療機関など
必要な機関へ再配布していただき、災害対策訓練や実際の災害対応にご活用ください。
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本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人UTMグリッド推進センター
代表理事 宮澤重義
E-mail: Miyazawa@utmgrid.org

